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2007年 03月 22日
前回、八ヶ岳でスノシューを使ってみて「これはいける!」ということで、次はもっと雪の深いところに行ってみたいと思っていました。そして、毎年この時期になると昔バイトでお世話になっていた宿を訪れ、白馬エリアでのスキーを楽しむことにしているのですが、今回はそこのオーナーがガイドする栂池スノシューツアーに参加してみました。
-- ゴンドラに乗って、栂池スキー場の一番上へ。ちょうど新雪が降った後なので、ゴンドラから見下ろすゲレンデは気持ち良さそうで、「やっぱり滑りの日にすれば良かったかな」とちょっと思いましたが、後にしてみれば、スノシューにして大正解でした。 山頂駅からさらにトレッキング客用のロープウェイ(真冬は動かないが、最近3月から運行するようになった)で、更に上の栂池自然園まで上がる予定でしたが、前夜の大雪のため動いていなくて、早速スノシューを履いて行くことに。林道を少し上がってから、森の中を突っ切ってずんずん上っていく。スノシューはさすがに深雪でその真価を発揮するが、ストックのリングは普通のため、雪の奥深くまで刺さってしまい、僕の歩きは全然真価を発揮していませんでしたが... それでもすぐに自然園に到着。夏道だと森の中のショートカットができないないためもっと時間がかかる筈で、「さすがスノシュー」という感じでした。栂池の大湿原は当然のことながら雪原の遥か下、小屋も一階は埋まっているようで、(このあたりはまだ温暖化の影響が少ないようで)とちょっと安心しました。このまま冬期の栂池自然園にいるという感動を味わっていたいのですが、雪はどんどん積もっていくし、寒いので上りはここまで。 そしてここからの下りがめちゃくちゃ楽しかった。よく「スノシューは楽しい、気持ちいい」とかアウトドア雑誌に書いてあったりするが、あくまでも雪歩きのための道具で、スキーのような楽しさは感じられないと思っていました。しかし、パウダースノーの森の中を下りていくのは、最高に気持ち良いものでした。オーナーの指導もあり、やや後傾気味に体重をかけながら、大股でぴょんぴょんと斜面を下りて行くと、これが全く体験した事のない浮遊感なのでした。膝まであるがとても軽いパウダースノーにまみれ進んでいくのは、スキーのパウダーランにちょっと似た感覚がある。この道具がここまで能力を持っているとはびっくりでした。 途中、木陰の下でランチをとって(オーナーが持って来てくれたグリューワインが最高に旨かった!)、先程のゴンドラ駅に到着。ここからゴンドラで下山の予定でしたが、なんと強風のため運行中止していました。仕方が無いので、そのままゲレンデをスノシューで歩いて下ることに... さすがのスノシューも圧雪されたところでは少し歩き難く、コースの端の雪がなるべく溜まっているところを下っていきました。しかしこのスキー場の標高差900メートル近くあるのですよ。しかもゴンドラの長さはちょっと前まで日本最長。不可抗力とはいえなかなかできない体験となりました...(下まで到着したときにはさすがに疲れました。) -- 翌朝、さらに雪が積り(去年に引き続き)車を出すためには掘り出さないといけない状態に。さすが豪雪地です。 雪を大量に積んだまま白馬村まで移動し、楽しみにしていた八方でのスキーをして帰りました。この日の積雪は素晴らしく、スキー場の上から下まで全て新雪パウダーという体験した事のない滑走となりました。しかし、自分はパウダーランの技術には乏しいので、「滑る」というよりは、「転げ回り、埋もれる。」という感じでしたが… (↑この写真のように素晴らしい眺めでした!というのは去年に引き続きウソで、一日中雪でした。2年前の写真のような眺めも見たいと思っている今日この頃です。)
by backpacker_f
| 2007-03-22 02:25
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