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2006年 05月 03日
前回は「桜が〜」とか書いておいて、また雪山に戻ってしまうのが私のブログなのであります。
-- 4月末日、栂池でヘリ&山スキーに挑戦してきました。 今シーズンはなぜかいつまでも一人スキーで盛り上がってしまっていて、雪も多い事だし連休もどこかで滑って終わろうと思っていました。 どこに行こうかなと考える際、あまり訪れていない妙高や志賀方面も候補でしたが、結局のところ山が大きく雪もたっぷりな白馬方面がやはり魅力的と思い、そちらへ向かう事に(これが正解なのでした)。 ネットで調べてみると、栂池スキー場からのヘリスキーが割と安い値段で出ていることを知り、早速挑戦してみることにしました。 早朝3時頃家を出発して、7時過ぎには白馬山麓へ。 ゴンドラ駅で申し込むと既に30人くらい来ていて、9時からヘリを飛ばして、3便目に乗れるとのこと。ヘリポートでとりあえず順番待ちをする。 ヘリにははじめて乗りましたが、驚いたのは機体の近くの風はめちゃくちゃ強いということ(当たり前か)。機体が近づくと風とともに雪が巻き上げられたのが当たってきて結構痛いものなのですね。 乗り込むとすぐに舞い上がり斜面沿いに飛んで、下から見ることのできない山中を眺めているうちにあっという間に天狗原へ。 ここは標高2,200メートルにある広い台地状のところで、ここから滑りはじめてもいいのですが、せっかくなので目の前に見えている白馬乗鞍岳の山頂を目指すことにしたのでした。 バックパックにスキーをくくりつけて歩き出す。歩きはじめ後頭部にスキーを何度も当ててしまい、これが結構痛かったです...。とにかく映画「インディジョーンズ・最後の聖戦」の中でハリソン・フォードが罠に嵌らないようにしていた「謙虚なる者?」のようにあまり頭を上げないようにしているのがコツで、(油断していると後頭部にまたスキーが!)本当に帽子を被っていて良かったというのが感想です。 真っ白な斜面を前の人が歩いた階段状の足跡を辿りながら、そういえば映画「ロードオブザリング」にもこういうシーンがなかったかなどと余計なことを考え(ゴラムが主人公を連れて山の上に案内するシーンです)ているうちに、思いのほか早く山頂に着きました。 ここからは、白馬大池という美しい山上湖が見下ろせるはずですが、春というのに全てが雪に埋まっていて湖のほとりにある山小屋(確か2階建て)さえも覆い隠しているようでした。天気は何とか持ってくれたようで、小蓮華岳や雪倉岳などがきれいに見えました。 山頂で他のスキーヤーや登山者と少し話したり軽食をとったりした後、いよいよ大斜面の滑降となる。ゲレンデ外はあまり滑ったことがないので不安だったが、以外と滑りやすく気持ち良く天狗原まで一気に降りて来られました。 天狗原からは栂池自然園のあたりまで、さらに気持ちのいい広い斜面が続いていて、写真を撮りながらゆっくり下る。とにかく美しい風景の中を自由に滑っていいというのは格別の気分でした。外国に行かなくてもこんな素晴らしい景色&スキーができるというのは、日本の山は実はかなり凄いのではないかと思ったりもしました。 ロープウェーの終点まで降りて来たところで、少し歩いて栂池自然園まで行ってみる。6月には水芭蕉の群落が見られる広大な湿原も、今はまだ真っ白な雪原になっているだけです。向こうに白馬岳も大きく見えて、静かでとても気持ち良い場所となっていました。 スキー場まではもう少しあって、この区間は林道を滑っていく。天気は今ひとつだが、スキーはやはりおもしろいと思う。 栂池高原はスキーをはじめたばかりの頃よく訪れていたスキー場で、初中級者向けの適度な斜面が延々と続いている(全体の標高差は1,000m近くあり、もちろん面白い急斜面もちゃんとあります)のが、その頃の僕にはちょうど良かったのでした。 今はもっと急斜面の多い八方尾根のほうがすっかりお気に入りになってしまって、今回久しぶりに訪れたのですが、また来年の春もここに来て山スキー&ゲレンデスキーをできたらと思いつつ、懐かしいゲレンデを滑り降りたのでした。 -- 帰り道、水芭蕉の咲いているところを見つけました。山の春は本当に良いものです。 追記: 翌日、栂池から遠くない針ノ木岳の雪渓で雪崩事故があり、登山者が何人も亡くなってしまったというニュースが流れました。雪山の怖さを気にとめて行動しなければと思うと同時に、亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。
by backpacker_f
| 2006-05-03 22:01
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