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2006年 01月 16日
旅の回想録(カナダ/1996)続きです。
-- トロントの次に訪れたのはケベック・シティ。 比較的新しい国カナダにあっては珍しく、ヨーロッパのような古い街並のあるところで、当時まだヨーロッパを訪れたことのなかった僕にとっては(だいたい海外旅がはじめてだったし)、はじめて見る美しい街並に感動してわけもわからず写真を撮りまくりました。今日はそんな中から何枚か紹介したいと思います。 -- 鉄道でモントリオール経由のほぼ一日がかりの移動で、到着した時にはすっかり暗くなっていました。 駅から坂道を上がっていくとシタデル(砦の跡)の中に突如として古い街が現れ、ガイドブックを見ながら入り組んだ路地に入っていくと、あっという間に迷ってしまったのでした。(単純なもので...)。 雰囲気のある石畳の路地はいいが、重い荷物を引き摺り(この頃はまだBACKPACKではなかった)、更に雨まで降り出し、どうしようと思っていたちょうどその時に、通りがかりの人が「宿を探しているんだったら、すぐにそこにあるけど」と教えてくれたのが、バックパッカー用の安宿(私設のユースホステル)でした。その日はユースホステルか安そうなホテルを探そうと思っていたので、雨も止まないしと、とにかくそこに泊まることに。 全体的に照明も雰囲気も暗く、キッチンらしきところでは大きなテーブルの周りに宿泊者たちが怪しい感じで集まり何やら話しているようだし、失敗したかなとも思ったが「まあ仕方ないか」と外に出て食事した後、さっさとドミトリーのベッドに戻り、外の街灯が部屋を橙色に照らしているのを見ながら、眠りに落ちていきました。 翌朝、目を覚ましてキッチンに降りて行くと、皆健康的に早起きして、実にさわやかに仲良く例の大きなテーブルで朝食をとっていたのでした。勝手に怪しく思ってしまったのは照明が暗かっただけなのだったと変に納得して、僕もそのテーブルに加わり朝食をとったのでした。 -- (本文とはほとんど関係なく街の写真です。「私設ユース」は一番下の写真の右の方に写っています。) -- 去年の夏、カナダ東海岸を再び訪れた時に、ケベック・シティにも寄りました。 観光客がとにかく多く、あの晩秋に訪れた時の何とも言えない哀愁の漂う街の雰囲気が、季節によりこんなに変わってしまうのかとちょっとがっかりしましたが、夜になると古びた街並に静寂が戻り、「この街はやっぱりこうでないと」と勝手に納得していました。 例の私設ユースも「あるかなー」と記憶を便りに路地を辿って行くと、あの時のまま変わらずにあって、ちょっと嬉しかったです。
by backpacker_f
| 2006-01-16 01:04
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